Act.01: 「クロネコは風のごとく」
上司「おい冬馬。お前ずいぶん有給休暇とるみたいだな。どこか旅行にいくのか?」
冬馬「はい! ちょっと旅にでようかと思います。」
いつもとは違う、少し控えめな表情で彼は答えた。
上司「なんだか浮かない顔だな。しかも旅かよ。……それで、どこに行くんだ? もしかして海外か?」
冬馬「いえ、そんなちっぽけな場所じゃありませんよ。」
上司「ほほう。じゃあどこだ?」
冬馬「ゼムリア大陸です。」
上司「な、なに?」
冬馬「有給休暇の全てをつぎ込んで、ゼムリア大陸に旅立ちます!!」
おはやう! 諸君! いま何時だかわかるかね!? 9:21分だ!
いまこうして手元にあるのはナンだと思う? もちろん3rdだ。
8:57 前回の失敗により、前日から休みにしていたワガハイ。昨晩はホムペの更新で身を削るような過酷な作業に挑んでいたために、未だ布団でまどろみを得ていた時であった。
ピンポ〜ン!
突如として呼び鈴が鳴る。こ、こ、こ、これはまさか! 父さんやったよ! クロネコが僕らの町にやってきたよ! 神速すら生ぬるい疾走で狭い我が家を駆け抜け、途中で猫を足に引っ掛けつつも、無視して玄関へ!
そこに居たのは間違いなくクロネコ配達員A! くそ、早ええじゃあないあか! まだ8時台だよ。午前中必着でこんなに早いの始めてだよ!
もはや配達員など関係なく、殴り倒して品を奪う! もうキサマは用済みだ。人類に絶望しながら別の家に配達を続けるがいい! お疲れ様です!
まあ、そういうわけで、今回も恒例の写真をとってインストールを開始するのでありました。
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