せめて駅まで何か足になるものを・・・。やはり、車で行こう!
少なくとも駅までなら車がいいだろう。ルート上に警備兵が出てきても、跳ね飛ばせば問題ないだろ。職務質問されたら、「え? 名前ですか? バレットです!」って言えば大丈夫だろ。完璧じゃん。
差しあたっての問題は、車の鍵がないって事・・・だよな・・・。
くそ! それなら、タクシーくらい走ってないんか。まったく、車一台用意できないとはアバランチ貧乏すぎるだろ。車が無理なら小回りが利くバイクとかさぁ、なんか用意しとけよ。仕方ない、もっと別のモノを。別の・・・。 こ、これだっ!! これを使うとしよう!
選択肢は2つ。しかし、それぞれに問題点がある。
1・自転車。
利点・・・手軽に乗れて小回りが利く。スピードも出る。
難点・・・背中の大剣がデカすぎて地面に擦る。
2・台車。
利点・・・大剣も横に乗せられて、キック走行でそこそこ速い。
難点・・・曲がれない。
しかしなぁ、クラウドが全力でママチャリ漕いでる姿を見たら腹抱えて笑う自信あるわw 台車に乗って走ってても違和感すごいけどw
電車に間に合ったわけだが、中ではバレットが何の罪もない神羅カンパニー社員に難癖つけていた。社員さん達はまじめに働いているというのに、頭のおかしい男が絡んできたという構図にしか見えない。
そのくせバレットが、この街では神羅がエネルギーを吸い上げてしまうから何もかも枯れていくから過酷だ、という話をして、クラウドが外で生きればええやん、って言い返すと、「もう少し他人の弱さに寄り添ってみねぇか?」なんて答える。は? 何言ってんだコイツ。
お前も今まさに、力のない一般人を威圧しまくってただろ!!
まったくテロリストはしょうがねぇな。好感度ゼロだわ。
そんな中、逃れてきた乗客には、母親と赤子、そして娘さんという親子連れも乗っていた。背中越しから聞こえる声に心えぐられる。
少女「いっぱい燃えてたね」、「犯人もう捕まったかな?」
心が痛い。僕が・・・僕が犯人です。犯人なんです。お金なんて俗な報酬のために何の罪もない人々をここまで苦しめた極悪人はここにいます!! 本当にすいませんでした。僕これから自首します!!
FF7リメイク、完。
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